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更新日 2009-05-10 | 作成日 2007-10-27

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農業研修を通じて自分の可能性を広げたい

山田 翼さん(26歳) ー 2008年度邑南町農業研修参加予定

今回、NPO法人センチュリーオブグリーンから島根県の邑南町で行われる農業研修生募集の話を伺い、僕は自分の可能性を模索するチャンスかもしれないと思い参加を表明しました。
昭和五十六年生まれの僕らの世代は、大学時代の就職活動期にいわゆる就職氷河期の影響が直撃した世代です。今でこそ景気回復の兆しや団塊の世代の集団退職などの要因も重なり多少状況は好転したかもしれませんが、あのころは自分の望む職業に付くことは非常に困難で、とにかくあぶれないように働き口を探すというのが実情でした。
僕自身もどうにか見つけることの出来た職場では連日の激務を重ねるうちに、次第に自分がその仕事をしている現実と自身の将来像について齟齬を感じるようになり、それが原因でいわゆるうつ病に陥ってしまい、地元に帰ることになりました。
当時はもうその生活を続ける自信がなく逃げるように故郷に戻りましたが、仕事を辞めてしまったこと、それ自体を後にまた後悔することになりました。
というのも地元でフリーターとしてアルバイト生活を続けつつ、正規の就職先を探していましたが、一度都市部を離れて地方で住んでいると仕事を選ぶ選択肢が都市部のそれと比べて更に著しく狭くなるという現実に気づかされたからです。
社会に出てからもう数年経つけれど、僕のまわりにも同じような境遇の友人は少なくはありません。新しい仕事について頑張っている人、一度は就職したけれど夢を諦められずに再び追いかけ始めた人、また自分がどうしたらいいかが見出せず苦しんでいる人、もちろん最初の就職先で頑張っている人もいます。
単純に当時の僕のことを言えば考え方が子供だったと言われるかもしれませんが(実際僕自身もそう思いますし)それでもやはり僕らは働きたいです。自分の人生を満足できるものにするために仕事をしたいです。世間ではフリーターは気ままな生活を送りたい人がなるなど、残念だけどネガティブなイメージが先行しているような気がします。でも実際は不安や悩みを抱え、でもどうすれば今の場所から抜け出せるかが分からずに苦しんでいる人が僕含めまわりにもたくさんいます。
僕自身もどうすればこの状況を打破できるのかがわからずに燻っている時にセンチュリーオブグリーンを通じて今回の話を伺う機会を得ました。正直に言えば初めて話を聞いたときはピンときませんでした。極端に言えばこれまでの自分の人生では農業との接点はほぼありませんでしたし。
しかし話を聞いてから、徐々に農産業というものを意識することになり、その思いを巡らせるうちにこの研修は自らの手でものをつくるという労働の楽しさの根本に触れられるのではないだろうか、そしてその経験によって今後の自分自身の人生の選択肢を広げられるのではないかと思うようになり、研修の話は僕の中でにわかに現実味を帯びてきました。
「田舎に仕事はない、だから都会に出ないと」とずっと思っていたけれど視野を変えればあるものだな、と思い、また自分自身に何ができるのだろうかがわからないのならいっそ全くの未経験のものに飛び込んでみるのも悪くないな、とも思えます。
今も不安はあります。でも自分に何が出来るのだろうかと考えるとそれ以上に楽しみです。


そういえば、自分の将来にワクワクしたのなんていつ以来だろう。

<CoG事務局より>
今回、山田さんは邑南町へ研修に行くにあたり、ブログで日記を書いていただけるとのことです。リアルタイムで農業研修がどういった雰囲気なのかが、より伝わるかと思いますのでぜひご覧になってみてください。

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